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Battle of KOREA
PROPS F-51/F4U vs Yak-9
JETS F-86/F-84/F9F vs MIG-15

■Target KOREA
(C)TargetWear

Battle of KOREA

 旧型となったPROP/JET戦闘機の空戦について、参考にならない話・

 このKOREAでのPROP FIGHTERSには、Rabulの日本機 vs 米軍機のほどの明確なキャラクターの違いは無い。Yak-9もどちらかと言えば一撃離脱のBnZを得意とするし、F-51との最高速度の差もほんの僅かだ。逆にJET FIGHTERSでは、MIGとF-86のキャラクターがはっきり別れている。

PROPS
F-51について

 F-51は、空軍創設時に、旧陸軍航空隊での呼称 P-51から変更された。このKOREAに登場するのは、おなじみP-51D改題F-51D。ラバウルでもおなじみの機体だ。朝鮮戦争初期では、制空戦闘機として、JETのMIG登場後は、近接支援の戦闘爆撃機として活躍。
 空冷のF4Uもそうだが、対戦時代の液冷エンジンは冷却機構の被弾に弱いので、対空砲に細心の注意が必要だ。

 対空戦闘:最初のミッションは、戦闘爆撃をしつつ、Yak-9との戦闘だが、Yak-9は、ラバウルでの日本機に比べての格闘性能は劣るモノの、F-51Dより性能は良い。エンジン出力も、かなり拮抗している。よって、対日本機のようにB&Zを心がけ、速度を失わないように旋回、高度もつねに取るように心がけるようにしよう。
 低空では、Yakとの速度差はあまりない。きっちりダイブで加速しないと、引き離すのが難しい。
 1vs1では、じっくり攻めていかないと墜せないだろう。Yak側が複数の時は苦戦する。相手が同じSqの場合、タイプチャットだけでなくTeamSpeakや、Skypeなどの音声チャットも使って連携していると想定すべし。

 対地攻撃:殆どのミッションは、対地攻撃も要求される。F-51Dは程々の翼面荷重で、空力も良く、安定した攻撃ができる。搭載量はF4Uに比べ少ないモノの、6発のロケット弾HVARは精度が良くかなり有効に攻撃できる。
 対地攻撃の際はある程度の速度が無いと対空砲火に当たるので、十分注意。

 爆撃は急降下爆撃を中心とすべきだろう。時々被弾し炎上->爆発やオーバーヒートもある。機体へのダメージもF4Uコルセアほど堅牢で無く尾翼廻りが損壊したら飛行が難しいため、速度を保ったままロケット弾を活用した方が良いかもしれない。ロケット弾はF4Uより命中させやすい。

 護衛ソーティの時は、原則、Yak相手に低空で「旋回戦」をしようなどと思わないこと・・そういうコンセプトの機体ではない。(F4Uも同じ)相手が自分以下のスキルであれば旋回戦に持ち込んでも良いが、同じか上であれば、B&Z(ヒット&アウェィ)に徹する。
 Yakは結構速度が速く、かつF-51よりは確実に旋回性に優れる。単機で同高度・同速度の場合は、極力戦闘を避け、距離を取って高度と速度が優勢になった状態で戦闘に入った方が良い。僚機と連携出来るときはお互いに補完できるポジションを取り、必ず片方はyakより高度を取る。離脱は、yakとの速度差があまりないため、思い切りが必要。


F4Uについて

 F4U-4/5は、ラバウルの機体に比べ若干推力が増え、トルクもキツクなっている。こちらもF9Fに戦闘機としての座を譲り、近接支援の戦闘爆撃機として活躍。

 対空戦闘: 最初のミッションではF-51と同じく戦闘爆撃をしつつ、Yak-9との戦闘。Yakとの旋回戦だが、F-51と同様であるが、翼面積が若干大きく旋回性能は恐らくF-51よりは上。連続旋回は出来ないモノの、WEPが使える状態なら、F-51より小さく廻っても失速の心配は少ない。F-51はあっというまに速度が落ちるが、さすがに2000HPエンジンは強力だ。所詮は馬力命の戦闘機。1vs1やYak優位の空戦は丁寧にBnZをやっていこう。F-51と同様の戦法を取ろう。

 対地攻撃:F-51Dに比べ、ちょっと安定性に欠けるが搭載量はかなりのモノで、一回のソーティで一杯持っていける。
 同じく、対地攻撃の際はある程度の速度が無いと対空砲火に当たるので、十分注意。ロケット弾では、少々照準が難しく、急降下爆撃で狙った方が良さそうだ。史実通り、60度くらいのダイブで落とせばかなり良い命中率を誇る。

 やはり、潤滑油冷却機構と、非防弾のエンジンカウルが弱点、爆撃時は急降下爆撃を中心とすべき。史実では70度の降下角度でダイブブレーキを使っていたようだ。250ポンドなら8発も積め、1ソーティで効率よく目標を破壊できる。ロケット弾ももちろん携行出来るが、F-51に比べて命中率が低い。


Yak-9について(研究中)

 Yak-9はWW2東部戦線において、独戦闘機隊を相手に検討したYakシリーズの発展型。低空では、独戦闘機より旋回性能は優れており、KOREAでもF-51/F4Uよりは格闘しやすい。

 対空戦闘:最高速度、上昇力では、国連軍機にはかなわないが、3000m(10000ft)くらいの低空なら、旋回戦を仕掛けてみよう。1vs1の格闘戦なら、結構良いところだが、20mm機関砲搭載で、当たれば威力があるが、携行弾数が少ないので注意。もちろん弾道特性も良くない。丁寧に射撃をしよう。低空での速度は米軍機とあまり変わらないが、微妙に引き離される。格闘戦もあくまで少し有利というだけで、ラバウルの日本機のように圧倒的に優れている訳でもないので、単機vs複数の時は、十分注意しよう。逃げる国連軍機を追う時は、若干劣速なので追いつくのが難しい。離脱されないよう留意して動こう。

 対地攻撃:爆弾を携行できず、ちょっと難しい。20mm機銃で破壊できるモノしか狙えない。

 

JETS

最初に既出のこのチャートを。MIG-15の推力重量比 MASS/THは、ずば抜けて大きい。この点は絶対忘れてはいけない。

MASS Thrust MASS/TH
F-86A 15136 5282 2.866
F-86E 15136 5282 2.866
F-86F30 15224 5987 2.543
F-84G 14719 5592 2.632
F-9F2 14994 4989 3.005
MIG-15 11075 5700 1.943

F-86について

 特別講師の台南空ROPPA氏による記事が入る予定です。押してるので、励ましのメッセージを!




 F-86A/Eは、中低速で作動する前縁スラットの働きによって高迎角時と低速時の失速特性に優れ、F-86Fはこれが無く、低速では失速に対する注意が必要となる。離陸、着陸速度も10kt以上F-86Fの方が速い。これ以上の速度域では、若干の違いしか無いようだ。一番効率良く旋回できるのは、どちらも、330kt付近で、4G旋回している時であり、F型はエンジン推力がある為、維持は少し楽であるが、A/Eはあっという間に速度低下を招いてしまう。
(300kt以下に速度が落ちると、MIG-15の方が旋回率、旋回半径においてかなり優位。A/Eは、前縁スラットがかえって悪影響を及ぼしている気がする・・。)

 18000ft(6000m)程度から低空であれば、速度、旋回「率」においてMIGに優勢に立てるのが史実だが、ところがどっこい。若干MIGの方がロールスピードで劣るかもしれないが、それ以外では、かなり優位なようだ。史実では、E/F型であれば水平面での旋回も優位だったようだが、このKOREAでは互角かF-86がやや劣る。
 旋回「半径」ではMIGにかなわないが、優位な水平加速パワーで速度を上げ、旋回「率」を維持すれば、やがてMIGのケツにつけるか、パワーが余っていれば上昇に転じることも出来る可能性がある。前述の330kt付近をキープするのが良い。4Gからグレーアウトになるが、これを超えてブラックアウトさせると、機体抗力が増え、一気に速度が落ちる。
 速度がもっとあるようならHi-Yo-Yoで速度を殺し高度に変えたい所だが、targetwareは操縦がかなりシビアで、ラダーを大きくあてると機体姿勢が大きく変化するし、抗力が増えすぐに速度が低下する。結構難しい。
 潜在エネルギーが一緒か、それ以下でも、MIGの方が上昇能力は大きいので速度は大切だ。(と外人さんのMIG使いに説教された。)
 高空域では、MIGの方が運動性能に勝るので、旋回戦に持ち込まず、パワーダイブで低空に逃げて、速度を稼ぎエネルギーを溜るのが良いようだ。マッハ1.01程度なら機体は損壊しないが、A型では引き起こしに注意する必要がある。折角低空までダイブして、その後は速度を殺さないよう注意する必要があるし、なにより機体損壊や長時間のブラックアウトには十分気をつけよう。
 低速時の動きは、どうもMIGの方が良いのと、F-86は後方視界が悪いので、あまり低空でのシンキングは不利となる。
(実はちょっとだけ改善できる。キーパッドのENTERを押すと、視界がマウスで動かせるので、最初は左後へ動かし、さらにカーソルキーの左を押すと、視点がちょっとシフトするのでマウスで微調整。決まったらF8を押し、続けてテンキーの1を押す。同じく右について行い、F8 + テンキー3。これで、後方視界は若干改善。もちろんHATスイッチにも対応している。同様に上方視界なども変更できる。)

.50機銃6丁装備ではあるが、対するMigは23mm/37mm機関砲装備である。正面撃合は負ける確率が高い・・
弾道特性が良く、ちょっと遠くでもヒット出来る。



F-84G

 MIG-15との戦力差は結構キツイ。最大の問題は実は、後方視界の悪さ。MIGにケツに着かれないよう気をつけよう。
 逃げるMIGに追いつくことは出来ないが、コーナー速度を守り旋回率で勝れば、練度の低いMIGなら勝てる可能性もある。(GunCam参照
こちら)2vs1ならその確率も上がるが、1vs2ならかなり無理か・・エンゲージ時点で、MIGが同高度ならスキルのあるパイロットがMIGを落とすことも可能。F-84が高い高度であれば、ちょっと楽。ただし、パワーダイブで史実では実用でMach0.92を超えられないMIGも、KOREAでは1.0くらいまでは出せるので、F-84の方が遅い。
 上昇率に勝るMIGに縦方向の機動を取らせないことが重要だろう。Migが上昇していく時は無理に追わず、見失わないよう視界にいれながら、速度を殺さないようにゆっくり旋回し上昇をする。正面撃ち合いは、MIGの大口径砲相手では分が悪い。発射速度が低いながらも一発あたっただけでも多大なダメージを受ける。
 また、最初から逃げの一手で、MIGが同高度であれば、爆撃後に低空でダッシュを続けて行けば、逃げ切れる可能性も高い。最高速度に差はさほどない。中高々度からダイブされると、追いつかれる。


F9F-2(研究中)

 グラマン初のジェット艦載戦闘機。そこそこの性能で、MIG相手にも微力ながら健闘したが、制空戦闘機というより橋梁などへの戦闘爆撃で大いに活躍した。

 海面高度においては、F-86Aとは最高速度もほぼ同じであり、小型の機体ゆえ低空での格闘戦に限って言えば、かなりイイ線いくようだが、B&Zに持ち込まれると、重い機体に低い推力で、MIGの上昇に全く追従出来ない。MIG-15との戦闘はF-84Gよりも難しいだろう。

 爆撃プラットフォームとしては、史実では優秀だったが、KOREAでは、AOAがかなり高い状態で飛行していて、ちょっと難しい。特にHVARロケット弾は、飛行ベクトルと機体姿勢が一致せず、ちょっと興ざめ。

 対空戦闘:1vs1の格闘戦なら、よほどのスキルが無いとMIG*15への勝利は難しいだろう。

 対地攻撃:ミッションによっては戦闘爆撃任務で大量の●〜*搭載を必要とし、目一杯搭載すると離陸に200kt/h近くまでの加速が必要(フラップが使えない為)、かつ離陸後も300kt程度までしか加速出来ず、かなり無理なHi-AOAで飛行する、など辛い局面もある。この状態だとレシプロ以下で、MIGのカモになるどころか、タイミングが悪いとYakにも食われるので注意。
前述のAOA(迎え角)がどうもおかしく、ロケット弾、爆弾とも照準が難しい。


MIG-15bis
  軽い。空力も優秀で、離陸も簡単。失速速度は後退翼のせいもあって、F-86とさほど変わらないものの、高空から中空では旋回半径は小さく、上昇力、上昇限度もF-86を上回ってはいる。史実では低-中高度が苦手で、エルロンが小さく。ウイングスパンが短く、ロールレートが低いわりに安定性にかけるはずだが、KOREAでは全然そんなことは無い。
 Target Koreaにおいては、スーパーファイターであるため、史実通り高空で待機、低空にズーム降下で一撃後、高空まで逃げるというB&Z戦法は無理にしなくともよいが、実際オンラインで出会うMIGは、B&Z攻撃をしかけてくるケースが多い。160-200ftくらいの低速シンキングも難なくこなすというより、F-86A/Eより楽にできるので、劣位からの巻き返しも楽である。(史実と違うがしょうがない・・F-86A/EはB&Zに徹すべしというKOREAの旨い人のキツイ説教くらったし。)
 コーナー速度は550km(300kt)以上が目標であるが、F-86に対し同じ速度であれば旋回半径は小さい。F-86シリーズとの戦闘ではスパイラルダイブは以ての外、ダイブ系は極力避け、水平方向から上昇系、出来れば斜め上方向の運動を心がける。ロールレートは国連軍機の方が速いので、急なロールが必要となる操作は避けよう。
 史実では、チャックイエーガーがテストで背面ダイブでmach0.98を記録したが、実際はMach0.92以上でエアブレーキが作動し、それ以上出せないはずだが、ダイブでM0.98-1.01くらいのF-86にも十分追従できる。ただし大幅に機首上げが始まるので、スティック+トリムで押さえ込む。ダイブが終わった後、2000m、6000ft以下では、F-86Aでも優に数十キロ/hは速く引き離されるので、射撃は早めに。
 圧倒的に推力重量比が軽く、全域で上昇力はF-86A/E/Fを凌駕する為、上昇旋回をしているF-86であれば、追いついてスコープに入れることもたやすい。(相手が急なロールで逃げないことを祈ろう)
 F-84相手ならば、後ろを取れれば水平面の戦いでも十分なこともあるが、スキルが高く無いウチは、反撃の心配の少ないB&Z攻撃の方が良いと思われる。(実際筆者も、水平旋回戦ではF-84で返り討ちにしている。ただ、.50機銃では一撃撃墜は難しかった。GunCamは 
こちら
 またダイブ速度はF-86シリーズの方が速く、決してダイブで逃げては行けない。(F-80/84でも最初の
ダイブ速度は速い)
 
 さらに大口径の機関砲を装備して居るモノの、携行弾数が少なく、あっという間に撃ち尽くしてしまう。安定性も悪い。思っているより扱いが難しい機体。ただし機関砲の弾道特性は悪い物の。23mmでも2発、37mmなら1発あてれば確実に仕留められるのは魅力。

 離着陸はこれまた前述の通り。史実では爆装も出来たが、KOREAではドロップタンク以外は選択出来ない。

 ※爆弾は無い物の、実はドロップタンクを爆弾代わり(もちろん邪道だ)に使うことができる。但し爆弾より命中させることが難しい。建物であれば、直撃なら破壊できるようだ。




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