MGB買いますか?page4

■実物を見て

 これは駄目、そう思ったらやめましょう。直感って馬鹿に出来ません・・・・・・

 希望の車種では無い、年式では無い、色が違う(塗り替えって結構高いですよ)というのも残念ですが、妥協しない方がいいと思います。74年式以降、日本でも排気ガス規制が始まっている年代の車は、車検が切れていると、再度車検を取るのが結構面倒な場合もあります。出来れば車検残を。またそれ以前の車であっても、面倒なこともありますので、車検の残っている方が望ましいでしょう。

●第一段階、ちょっと細部を見て行きまと、まず内装。穴が開いている、痛んでいる、コンソール、ダッシュボード、メーター類に欠品がある、、場合、機関部のメンテも十分にされていない可能性が大きいです。出来れば避けましょう・・

●第二段階、ボディです。小さな錆であれば修理もしやすいですが、フロアやフェンダーに大きな錆びがある物は、費用も大きいので、これまた出来れば避けましょう。室内のフロアに錆が多く、穴が開いている物は、よほど格安で無い限り避けた方がいいですね・・
 メッキ物の錆は、オリジナルにこだわらなければ交換もさほど面倒ではないですが、保管・メンテナンスが悪かった可能性が大です。

 また、ドア、トランクリッド、エンジンフード、フェンダー各部のチリ、隙間が大きく違う、歪んでいる物は事故の可能性大ですので、慎重に・・(あ、現代車ほど綺麗な訳ではありませんが、、)

 忘れていけないのは、サイドシルです。モノコック車体の前後セクションを繋ぎ合わせる要所です。ここが腐食していると、著しい剛性低下となりますので、ご注意を。補修も面倒です。

●第三段階、エンジンルームです。多少のオイルにじみは仕方がないですが、大量に漏っている物は結構面倒なので、注意です。
 古い車故、決して綺麗なエンジンルームだけではありませんが、、あまりに汚い、ひどい物は避けましょう・・。電気配線もラフに修理してある物は避けてください。ぱっと見て、メンテされている、いないは、判ると思います。 ボディが左右不対称、なんか変な溶接・板金の後がある等々、事故の痕跡もしっかりチェック。原則事故車は辞めましょう。(価格帯的に完全な修復がされていない可能性がありますので)

 エンジン前側の下にある「エンジンマウント」これもよくチェックしてください。ゴムの部分に亀裂が入っている物、またそれに付随する金属のブラケットにヒビ割れがある物は、交換工賃も馬鹿になりませんから、なるべく避けましょう。

 補足ですが、ウレタンバンパーまたはそのメッキ仕様では、正面から見てエンジン右側の「キャブレーター」が、オリジナルの「ゼニス・ストロンバーグ」無く、SUやWEBERなどに変更してある方が人気です。SUであれば、シングルではなくて、ツインであることを確認してください。

●第四段階、他の機構部です。エンジンを掛けないでチェック出来るポイントですが、クラッチ、シフトは 変な軋み、引っかかりが無いか? ステアリングを「軽く」左右に回してみて、がたつき・軋みが無いか(思いっきり据え切りは絶対にしないこと!!)
これで引っかかったら、かなりの出費になる率が高いです・・・


ここまでクリアしたら、次は、購入前の欠かせない最終チェック。


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