先日車がガス欠の症状で止まってしまい、皆様にいろいろと教えて頂きながら修理してみたのですが、ご指摘頂いた項目は全て問題ありませんでした。

チェックした項目としては、
１．ガソリンは入っていた。
２．燃料ポンプは正常に動いていた。
３．キャブレタ−手前まではガソリンは、勢いよく来ていた。
４．キャブレタ−はオ−バ−ホ−ルした。
５．プラグは新品にした。

ここまでチェックして分かったことは、
１． ダイヤフラムが破れてしまっている。
２． キャブをオーバ−ホ−ルした後５００ｍ 位は元気よく走りその後、ガス欠のよう な止まり方をしてしまう。 （その後エンジンは、全く掛からない。）２．３ 回続きました。
３．ダイヤフラム（スロットルバルブ）を外したままでエンジンを掛けると一発でエンジンがかかりました。

　以上の点が今現在分かっている事です。アイドリングもしないのですが、ゼニスストロンバーグキャブレタ−はアイドルスクリューを持っていない為、メインがつまるとアイドルしないと聞き、今のところダイヤフラムが臭いような気がしてます。できれば皆様のアドバイスが欲しいと思いますのでご意見下さいお願い致します。
それと先日アドバイスいだだいた方々大変勉強になりました今後ともＭＢ−Ｂを大事に乗って行こうと思っておりますので よろしくお願いします。
本当にありがとうございまし た。

　現在札幌に帰省中なんで詳細資料が手元にないのですが、「ゼニス・ストロンバーグのダイヤフラム」と聞いて、ふと思い当たる点があります。
　サクション・ピストン周囲に付いている、バキューム圧を保持するためのスカートですよね。あのダイヤフラムは、サクション・チャンバー内部でのピストンの向きを規定するために、装着する際の前後関係が存在するはずです。
　その見分け方は本体側（キャブ・ボディ）のダイヤフラムを受ける部分の１箇所に凹みがあり、そこにダイヤフラムの縁に付いている凸を合わせる形でキャブを組み立てるのというのが正規のはずです。
　ところがダイヤフラムは柔らかいゴム製のため、この凹凸を合わせなくても強制的に組み立てる事が可能であり、このため運悪く角度が合わない状態でピストンがキャブに組み込まれた場合、本来吸気圧に応じて上下するはずのサクション・ピストンが「まったく作動しない」状態となる事が予想されます。（サクション・チャンバー内に負圧が発生しない）
　この場合ピストンは下がりっ放しで、当然ジェットは開放されませんから、ベンチュリー部にガソリンは出て来ないという事になります。
　一度この部分をチェックされてみてはいかがでしょうか。
　因みにＳＵの場合サクション・ピストンの向きはキャブボディに付けられた凸に、ピストン側面に付けられた凹を合わせる事で行いますので、こうした事態に陥るのは事実上不可能なんですがね(^_^;)。

by ＭＧ　ＨＰ「えむじい寄席」席亭 Corkey.O
(MGB V8conv. called "Bee-3",Yotsukaido-CHIBA)

原因 １ダイアフラムが破れていて不圧が不足していてサクションピストンが動いていなかった
原因２ エアークリーナ−がボロボロになっている為 不圧が不足していた。
原因 ３キャブの上の黄色い蓋の中のオイルが完全に乾いていた為、時々ピストンがロックしてしまっていた。
この三つを改善したところばっちり走ってくれました。
いろいろと皆さんに助言いただいて本当に助かりました

　まずは愛車が直ったそうで、おめでとうございますm(_ _)m
※キャブの上の黄色い蓋の中のオイルが完全に乾いていた為、時々ピストンがロックしてしまっていた。
　あ、そうだ。これ忘れてた。ＳＵ／ゼニスの基本だった(^_^;)。
　このオイルはサクション・ピストンの上下動を抑制して、急速かつ大幅なスロットル・ペダルの動きに対してサクション・ピストンが過剰に反応するのを抑える役割があります。
　また急加速時にはサクション・ピストンの動きを遅らせる事でミクスチュアを濃くしてパワーを出すという、ウェーバー・キャブなどの加速ポンプに相当する役割もあるそうです。このオイルがなくなると、エンジンはあたかも点火時期が狂ったようになります。
　このオイルは本来なくなる性質の物ではないのですが、特にゼニスの場合サクション・チャンバー内の負圧に吸い出されるらしく、月１度程度の確認をされるほうが良いと思います。
　確認方法はキャブ頂部のプラスティック・キャップを外して上下させ、粘りを感じるようであればＯＫです。
　なおオイルの種類は専用のシングル・グレード・オイルも存在しますが、エンジン・オイルで結構です。
　ＳＵ／ゼニスを使用されている方々、くれぐれもご用心

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