MG概論 |
MGって、オープンカーだよね。
- 半分イエスです。過去のMGには、サルーン(セダン)や、クーペもあります。 現行MGには、(ツアラーと呼ぶ)オープンボディのMGF、高級ラグジュアリーマーケット狙いのX80クーペ、量産マーケット狙いのサルーン、ZT,ZS,ZRがあります。2001年現在、日本での販売権をBWMジャパンが保有しているものの、一切輸入しないという政策の為、当分は日本に入ってこないでしょう。
普段マスメディアで目に触れるのは、 オープンが多いですが、いわゆる箱のMGとか、クーペ(GT)もおつです。
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MGって、どこの車?
- 英国の今で言うMG Rover製です。英国の自動車会社は波乱の歴史があり、一言で説明 するのは面倒です。 おおまかに説明しますと、Morris,BMC,BMH,BLMC,British Leyland,BL-Cars,Austin Rover,ROVER,BMW買収後のROVERそして、BMWが手放した後のMG ROVER Carsとの変遷があります。 この変遷が、各MGのモデルチェンジや運命に影響してくるのですが。
MG誕生当初は、MG Cars.coという会社=ブランドの時期もありましたがMorrisに吸収された後、戦後は 上記の変遷があり、メーカー内の一ブランドとなっています。 - 日本側代理店は、日英自動車、BLジャパン、オースティン・ローバジャパン、ローバージャパン、BMWジャパンとなっています。今までのディラーは、フォードへランドローバー商標をのBMWが売ってしまったため、フォード系と、ごく一部でBMW傘下のRSCの2系統に別れました。
MGBまでのオールド?MGは、ローバージャパンになってから完全に 見捨てられています。
- MGの歴史については、沢山出ているMG専門書を当たってください。 (又は、MGオーナーをつかまえて聞いてください) ローバーの人が知らなくても、いじめてはいけませんよ(^_^;) (最近は勉強してると思いますが。)
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MGって、よく壊れるの?
- 答えは、(^_^; です。現行MGは、まずまず大丈夫なようですが、古いMGは 結構壊れます。壊れ方(崩壊型、散発型、集中型等)は個体差が大きいですが。 経年変化による消耗、劣化によるトラブルは当然でます。これはMGに限らず古い 車全てに言えることですね。(うちのBは突発型です、ちなみに)
特にMGでは、電気系が弱いとは、良く聞く話しです。(現行型もそうか?) また、運不運もあります。トラブルとは無縁の人もいます(ほんとかな?)。 古いMGは当然中古車が殆どですから、以前のオーナーの心がけが悪いと、激壊れ したりしますが、いい前オーナーだと嬉しいチューンをしてあったりします。 - 現行MGも、小さなトラブルはあるようですが、深刻なものではないはずですが ディラーの対応によっては困ったことになるかも。(頑張ってねディラーの人。) 全般的に、壊れるけどそれほど困らないと言ったところだと思います。他の欧州車も似たようなもんでしょう(笑)メルセデスだって、高速道路で路肩に停まってるじゃないですか(笑)
- パーツはかなり楽に、かつ安価で入手できます。(現行MGはどうだろう?) (ボディも新品が手に入る車種形式もありますので、最近作ったMGBがあると いう話を聞きましたが、法規上は再生新車のようです。)
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MGって、楽しい?
- これは、おおむねイエスです。現行MGならば、まず間違いなく楽しいでしょう。 かっちょえーぞー。(safety fast!でね) 古いMGですと、季節と天気と場所を選べば最高ですが、真夏の環状8号線なんか を彼女を乗せて走ったりすると、最低です。
古いMGには、冷房装置がついていない物が殆どで、気温が高い夏は楽しいとは いいかねます。真夏の太陽の下でオープンにするのは、大変勇気が必要です。 夏になると、日没後に活動するMGが多いようです。(真夜中でも危ないけど) さらに、雨の日は、雨漏りする車もたまに(^_^;)あるようですので。たまにか? - オールドMGでも、現代の交通に対応できる車が多いので、ドライブする楽しみも 十分味合わせてくれます。ヒストリックカーへの入門としてもおすすめできます。 クラブ、ショップを通じてのさまざまな人達との交流も、楽しいと思いますよ。 そして多少のトラブルに合っても、ショップ、通販等でパーツを容易に入手でき 自分で直すこともできることが多いので、これもまた楽しいことのひとつです。
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MGって、実用できる?
- これは、あなたの生活状況と、選んだ車によるでしょう。 現行MGであれば、MGFなら2人乗り、という点さえクリアできれば問題ないと思います。Zシリーズサルーンなら、全く問題ないでしょう。 旅行などで、トランクに入らない荷物は、優秀な宅配、郵便小包を利用しましょう。 友人の車と2台で行くのもいい考えです。
古いMGで、通勤に使っている人も私は知っていますし、お買い物やデートにも活躍しているようです。季節、天候の悪い時は、足車か、電車タクシーをつかいましょう。
デートに使うにあたっては、相手があなたをどう思っているか、又は、TPOを間違っていないか、を十分検討したうえで利用しましょう。また、ビジネスに使うのも同じです。故障というのは、歓迎しない時に起こるのが一般的です。また、夏季に冷房の無いモデルは、結構つらい物があります。
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MGって軽自動車に負ける?
- 古いMGの話しならイエスかな?でも速いのもありますよ(^_^;)現行MGなら、速いです(きっぱり断言)
ちょっと前のMGには、ターボ付きのモデルもありましたが、これはセダン、または2ボックスで、同型の普通?のROVER製乗用車にMGのバッジをつけたものです。 古いMGはV8モデルなどは、結構早いですが、全般的に現代のリッターカーレベルもしくは、その下です。まあ、他の車と一般公道で競争するのが趣味の方は、やめた方がいいでしょう。どうしても、という人はチューニング地獄に落ちますんで、かなりの覚悟が必要です。日本には車検制度もありますしね。
普通の状態の車であれば、必要最低限以上の性能はありますし高速道路もまず大丈夫でしょう。(そのために、日々のメンテはかかせません当然ね)
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MGって、いろいろあるんだよね?
- はい。1990-2000年では、ミッドシップオープンのF、V8搭載のRV8があります。その他、1980年代の車では、2ボックスのMGメトロ、マエストロ、セダンのモンテゴというのがありましたが、日本ではあまり見かけません。イギリスでは、X80というクーペが発表され、ZT,ZR,ZSという3種のサルーンが、発売されています。(Rover75,45,25の兄弟車)
オールドMGでは、大きくシリーズBと、ミジェットシリーズがあります。その他、戦前よりつづくTシリーズ、そして、シリーズAという流れがありました。戦前には、シリーズM,Kなどレースフィールドで活躍したシリーズもありますし、サルーン、4座コンバーティブルのシリーズYもありましたが、今となっては大変希少です。
シリーズBでは、ツアラーと呼ばれるオープンモデルと、GTと呼ばれるクーペがあり、バリエーションとして派生型の6気筒搭載MGCと、その後継とも言えるV8搭載のBGT V8があります。一部、メーカー以外でクーペに改造?されたり、V8エンジンに換装されたモデルもあります。
- ミジェットは、オープンのみの、Bより一回り小型のモデルで、軽快な車です。エンブレム、グリル等以外殆ど一緒のオースティンブランドのスプライトという車があって、両方合わせて、スプリジェットと呼んだりします。(ホンとは、スプライトが先に世に出た車=通称カニ目、Austin Heary Sprite mk1=で、モデルチェンジしたmkII以降がミジェットと同型です。)
シリーズAもたまに見かけますが、流麗なボディを持つのですが、少々古いので価格が高いのと、少々苦労も多いと思います。(本人は苦労と思って無いかも) その他、忘れていけないのが、端正なサルーンの1100,1300でしょう。他ブランド同型車と合わせて、メーカーのコードネームのADO16と呼ばれます。
そして、ADO16以前のサルーンには、マグネット というシリーズがありますが、日本では多くは走っていません。
参考!詳しい解説はこちらMG & Fightersのページ
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MGが欲しいけど?
- MGFが欲しい方は、ローバーのディラーへ走りましょう。一般の中古車屋でも安価で出ていますが、ある程度保証があった方がよいようです。RV8も井まではかなり安価になりました。
オールドMGの場合、直営修理部門のある、英国車専門店がいいでしょう。たまに国産系中古車店にもあったり、他の欧州車系の店にあったりしますが、お店の人の(特にメカの人)の知識を考えると、最初は英国車専門店がいいと思います。英国車は共通部品が多いので、そういった面でも安心です。まあ、修理部門のある欧州車専門店でも、旧車が多いとこは、大丈夫だとおもいますけどね。
- 高いから、状態のいい車、とは限りません。自由経済社会ですので、お店の方針で値段がつきます。買ったあとのショップのサービスも値段とは一致しないかも。
楽しいMGライフは、ショップ選びから、と言えると思います。(新旧共ね)口コミで聞くか、MG所有者にでも聞いてください。
有名自動車雑誌に広告が出ているとか、ショップ特集本に出ているから、と言っても、あれは有料広告ですから、金さえ払えば掲載されます。
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