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MGBのメンテナンス
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■MGBのメンテナンス概略 |
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MGBのオペレーションマニュアル(ユーザー向け)によりますと、走行距離または、経過時間によっていくつか指示されていますが、一般的に必要と思われるメンテについては以下の通りです。 図表については、追って追加して行きます。 ※教習所でも習った始動前点検は最低限かかさずに。 |
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オイル管理 定期的オイル交換は必須 前期:4.26L 油圧:min0.7 -max5.6kgf/cm2 |
(自分またはショップで) ・オイルのレベルは、始動前にチェックを! オイルレベルくらいは、エンジン始動前にチェックした方がいいでしょう。消費量が大幅に増えていれば、エンジンがごっついことになりかねません。大抵は、排気ガスにオイルの煙が混じってるはずです。 オイルについてはマルチグレードの20W-50が標準指定ですが、気候に合わせて前後させるのが良いでしょうね。 化学合成オイルよりも、鉱物系オイルの方が合うって言われてます。 当然性能的には合成油の方が良いことが多いはずですし、 近年は後者は入手しづらく、半合成オイルという手もあるかと思います。但し、当初、鉱物油を使っていたエンジンを、合成油に替えると、シール部分(ゴム、メタル両方)からの滲みが増えるのは良くあるようです。(オイル分子のサイズの違いが原因らしい・・) |
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冷却水はきちんと!
前期型:5.6L |
(交換は後期型はちょいと面倒だ。)
・エンジンかける前に必ず見よう! |
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ブレーキ、クラッチのフルード | ・たまにレベルチェック(本当はエンジン始動前毎回) 3万キロ/18ヶ月での交換が推奨されています。 ブレーキフルードについては、前期中期型は、直接液面を見づらいとは思いますが、ときどき、あまり湿度の高くない日に(気休めだけど)、キャップを開けて液面の位置を確認しましょう。補充には、同じタイプのフルードを使用しましょう。大きく減っているようでしたら、漏れやシリンダーの抜けなどが考えられます。至急手当を。 フルードの漏れについては、ホイール周りを見ると判ることが多いですが、そこまで行くと手遅れです(^^;; 2年ごとの車検時に、たいていのショップではスレーブシリンダーやキャリパー周りの点検はしているはずですが、いつOHしたか記憶に無い場合、一度しっかり見た方がいいですよ。 また、ブレーキ系統の異変は、日々のブレーキタッチの変化でも判るかと思います。いつもより奥まで行くとか、タッチが変、な時は早めの点検を。 クラッチフルードも、中間部分のホースから漏れることもあるので、時々点検を。仕組みはブレーキとほぼ同じです。 |
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バッテリーの管理 | ・忘れないで点検交換を どうもMGBなどの英車のスターターは、始動に電流を喰うようで、あまり放置したバッテリーだと、突然始動不能になります・・国産車からのジャンプで始動出来ないことも・・ また、現代の車のオルタネーターと違い、アイドリングでは、充電するだけの発電量を発生してません。夜間に乗ることの多い場合は、バッテリーの管理も忘れずに。 バッテリーは、ヒモをつけるか、取っ手付きを忘れずに。 オルタネーター(ダイナモ)も半消耗品と考えられていますが、それはまた別の項目で。 |
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SU/ゼニス・ストロンバーグのキャブレーターは | ・定期的にダンパーオイルを補充。
SU/ゼニスなどの可変ベンチュリー型の場合、アクセルを開けた時にすぐにベンチュリーが広がらず、一瞬の間混合気が濃くなるようにダンパーオイルが必要となります。キャブの頂上のダンパーを廻して、中間の段付きの所までオイルを補充します。専用オイルもありますが、こだわらなくてもいいと思います。 さほど神経質にならなくてもいいですが、年に2回くらいは調整して/してもらった/方がいいでしょう。点火タイミングと合わせた調整が必要です。 |
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ブレーキパッド/シュー | ・とにかくフロントのパッドは気をつけよう。 リアブレーキのシューについては、点検はかなり面倒ですが、フロントパッドについては、ジャッキアップして、ホイールを外せば目視が容易です。油断してはいけません(笑) 最近のタイプのように警告装置はありませんので、気づくのが遅いと一気にメタルパッド(笑)になります。ロータまで傷がつくと、研磨でも片側で1万円近くは堅いでしょう・・・ パッド交換については、自信があれば、ご自分で。パッドの種類などについてはまたの機会に。 リアブレーキは、ドラムを外さないと点検できないので、せめて車検ごとにはきちんと点検、調整をしましょう。MGBについては、シューは張り替えより、交換の方が安いようです・・ |
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グリースアップ |
・ミニと一緒。雨の中長時間走ったらやる人もいるくらい。 なにせ古い設計なので、何カ所かにグリースアップが必要です。半年に一回はやっておいた方が無難かと。フロントサスペンションに片側につき3箇所、 前期型は、ドライブシャフトに2箇所、後期型は1箇所 ハンドブレーキケーブルに1箇所 あります。ニップルが汚れでさがしずらいかもしれません。3-4ストローク注入して、古いグリースは押し出してください。 |
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灯火類 |
・一応道交法でも義務付け・・ エンジンをかけたあと、スタート前に ウインカー、ハザード(あれば)、ライトの点検を忘れずに。球切れチェックはもちろんですが、リレーの故障や、ヒューズの切れということもチェックできます。 |
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ミッションオイルの管理
OD無:約2.5/3L AT:6L |
・壊れると高い。 実はエンジンオイル指定です。サービスマニュアルでは、38000キロ/24ヶ月ごとの交換を推奨しています。前期型は、フロアトンネル右側にグロメットがあり、それを外すと、ミッションにディプスティックがあります。 後期型は、ミッションの横にあるプラグが点検口/給油口に・・給油には ちょっとしたポンプを作ると交換が楽なようです。 OD付きモデル(RBは標準)は、きちんと交換した方がいいですよ。サンプフィルターとリリーフバルブの清掃も必要なので、知識のある所でやりましょう。 |
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デフオイルの管理 | 年に一回はレベルの点検を。 10年10万キロに一回は点検交換を・・ 普通のデフオイル指定です。気温によってHD#80または#90 |
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プラグ | 数万キロくらいで交換したほうが吉かも。 せめて月1回は見ましょう。スポーツ走行で熱価換える人とかは別と しても・・一覧はこちら |
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デストリビューター | ポイントや、キャップ、ローターは消耗品です。注油も必要です。 最終型のフルトラ、45DE/DM4でも、注油は必要ですし、キャップ /ローターは消耗します。 |
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プラグコード | たまにね。 |
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その他 |
ファン(V)ベルトの点検も。
アクセルワイヤーやチョークワイヤーも引っ掛かりが無いかどうか注意しましょう。アクセルワイヤーは特に重くなったり引っ掛かるようになったら即交換か、交換用に予備を携行しましょう。結構切れて往生します。 |
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